魂の骨格 第14回 声優 浅沼晋太郎
2010-10-15 00:00 更新
2010年11月27日(土)より劇場公開もされるOVA『マジンカイザーSKL』で主人公・海動 剣を演じる浅沼晋太郎さんの登場です。
浅沼さんは、今年ブルーレイやROBOT魂のリリースでも話題となっている『ZEGAPAIN-ゼーガペイン-』でも主人公のソゴル・キョウを演じられていることでも知られています。
今回はそんな浅沼さんに自らが演じた主人公キャラクターの搭乗機でもある、スーパーロボット超合金「マジンカイザーSKL」および、ロボット魂「ゼーガペイン アルティール」を実際に手に取ってもらい、これらのアイテムの魅力やコレクターズアイテム、さらに浅沼さんが子供の頃からの思い入れがある仮面ライダーシリーズについても語ってもらいました。
■ スーパーロボット超合金を手にして
──マジンカイザーSKLはすでにスーパーロボット超合金として商品化が決定していますが、実際に試作品を触ってみて感想はいかがでしょうか?
浅沼 壊れると怖いので、恐る恐る・・・。
8月の魂フェスティバルで触ったのと違いますよね?イベントのときに触らせて頂いたのは、青っぽい塗装のバージョンでした。
−−今回、触って頂いているのは魂フェスティバルの会場で展示してたもので、イベントで触って頂いたのは別カラーバージョンでした。
浅沼 胸のブレストリガー(銃)は取れるんですか?
2つに分かれるなんて、すごいなぁ。牙斬刀も柄部分が伸縮自在で、スカルパイルダーも脱着可能なんですね。
■ 2010年のゼーガペイン
−−浅沼さんと言えば、『ZEGAPAIN-ゼーガペイン-』の主人公ソゴル・キョウ役も印象的でしたが、主役機アルティールをはじめとするROBOT魂を触ってみて、感想はいかがでしょうか?
浅沼 放送中にリリースされたプラモデルはLED発光などのギミックもすごかったんですが、ROBOT魂では 待望の"拳"があるので、"舞浜シャイニングオーシャンパンチ"など、当時のプラモデル以上に様々なシーンが再現できてうれしいですね。それと本当にカラーリングがキレイですよね。照明付きのガラスケースに飾りたくなります。そして、いつかガルダやフリスベルグも・・・と期待して早4年。ソゴル・キョウじゃないですけど、「まさか本当に触れるなんて」というのが正直な想いです。
アルティールが初日に完売したという話を聞いて「これはガルダとフリスベルグもいけるぞ」と確信しました。
今年はブルーレイボックスのリリースやBS11やアニマックスでの放送と、様々なことがあったので、2010年はセレブラントにとってすごく贅沢な年になりました。あとは、ロボットたちが多数競演するあの有名ゲームに出るだけですね(笑)。
■ 浅沼さん、TAMASHII NATIONSを語る
−−スーパーロボット超合金やROBOT魂以外で、気になっているコレクターズアイテムはありますか?
浅沼 実はS.I.Cがずっと欲しかったんですよ。
元々、『スターウォーズ』や『トイ・ストーリー』など、映画系のアメリカン・トイをたくさん集めてたんですね。
なので、ここに手を出したら破産しちゃうかな、とコレクションは躊躇してしまったんですが・・・。
−−先日は魂フェスティバルの会場イベントに出演して頂きましたが、そのとき会場展示もご覧になられていましたよね。
浅沼 実際に会場に行くと、いつまでもその場にいたくなりますね。じっと観ちゃいますよ。 特にジオラマになってるとたまらないです。それと、あれだけ聖闘士が集まるとかっこいいですね。 ジャンプはずっと読んでましたからワンピースとかも気になります。
−−ワンピースはこれから続々とリリースされていきますよ。
浅沼 これからなんですか?じゃあ、集めやすいじゃないですか!
個人的には道化のバギーが出るなら、どんなパーツがあるのかが楽しみです(笑)。
でも、何だかんだ言っても、やっぱりライダーですね。ライダーはかっこいいです(笑)。
−−では、今まで関わった作品の中で、商品化してほしいキャラクターやアイテムはありますか?
浅沼 『ぼくらの』のジ・アースを50cmとか100cmくらいで作ってもらったら、怖いんじゃないかな(笑)。
子供たちのフィギュアとかコエムシもちっちゃい奴が付いてたりとか。
関わった作品でなくてもよければ、ジャッキー・チェンがいいです!ジャッキー・チェンは僕ら世代の不滅のヒーローなので(笑)。可動しなくてもいいので、『プロジェクトA』とか『ポリスストーリー』なんかの作中のジオラマが見たいですね。
あと、『寄生獣』が欲しいな。僕のベスト1と言っても過言ではないマンガです。
あ!僕をchibi-arts化してもらってもいいですか?
売れないと思うので、僕の分1個だけ作ってもらうっていう、メモリアルなものになってしまうと思うんですけど(笑)。
アフレコ取材とかで原作者さんがいらっしゃると、時折アフレコリポート漫画を描いてくださるんです。
それ、すごくうれしいんですよね。まぁ、気を使ったビジュアルで描かれてるんですけど(笑)。 それが立体化したら、さらにうれしいと思うので。
それと自分の舞台作品やデザインしたキャラクターをフィギュア化してもらえたら最高ですね。
■ 仮面ライダーの思い出
−−かなりフィギュアに造詣が深いようですが、子供の頃、影響を受けた作品、また玩具などはありますか?
浅沼 実は僕、ほとんどアニメを観てなかったんですよ。出身が岩手で、今でこそけっこう民放はあるんですが、当時、民放が2つしかなくて。だから、放送自体があまりなかったんですよ。
ただ、玩具だけは持ってました。ゴライオン、ゴールドライタン、マシンロボとか。
ゴライオンは初めて買ってもらった合体ロボットかもしれません。番組自体は・・・うっすら観ていたような。今考えるとすごいデザインですよね。5匹のライオンが合体して、手もライオンの口で、そのまま剣を掴んでましたし・・・あれでどうやって戦っていたのか、覚えてないんですが(笑)。
ゴールドライタンはモチーフが"ライター"や"スコープ"だったりしたので、ちょっと大人なイメージがあって憧れてました。
ガンダムはアニメを観てなかったんですけど、ガンプラだけは作ってました。作品を観たことがないので、ありえないシーンとかのジオラマを作ってたんですが、それが模型屋さんに飾られたことがあります(笑)。
TVを観てて欲しい!と思った玩具は、やっぱりライダーですよね。
全盛期はスカイライダーとスーパー1です。スーパー1の"ファイブハンド"が欲しくて、欲しくて!
(出身が)雪国なので、手袋として欲しいと親にお願いしたら、ちゃんと実用性のあるのを買えと言われてしまって(笑)。
ファイブハンドが今復刻されたら、甥っ子へのプレゼントにかこつけて自分で買っちゃうかも知れません。
それとスーパー1は2台のバイクを持ってて、それがまた魅力的でしたね。
他にはウルトラマン80とか、宇宙刑事ギャバンとか・・・懐かしいなぁ。
−−かなりのライダー好きのようですが、平成ライダーはいかがですか?
浅沼 実は高校、大学とアクションショーのアルバイトをしていたんです。イベント関係の仕事をし始めた時、学生時代の経験があったので、スーツアクターとしてクウガとファイズに入ったことがあって。ファイズに入った時は劇中でも印象的な「戦う前に手首を振る仕草」とかしてました。
平成ライダーはほとんど観てないんですけど、本屋さんでテレビ雑誌の表紙で見かけることがあります。昭和ライダーで育った僕としては、けっこうド肝を抜かれるデザインが多いですね(笑)。
ディケイドは劇場版『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』を観に行こうと思ってました。脚本が僕が出演していた『グイン・サーガ』や『ねぎぼうずのあさたろう』も手掛けている米村正二さんだったので。
米村さん脚本のアニメに出させてもらう時は、かっこいいキャラクターなんですよ、僕。
他は三枚目が多いんですけど、米村さん脚本だと二枚目にして頂ける。って、して頂いてるわけではないんでしょうけどね、オーディションなので(笑)。
幼心に、先輩ライダーが助けに来る話がとにかく大好きだったんですよ。それこそ10番目のライダーとして作られたゼクロスは、当時のオールライダーがそろってましたからね。
それだけに『オールライダー対大ショッカー』は観たいって思いました。
ライダー同士が戦うのはちょっと抵抗があるんですけど、戦闘員がひさびさに出るのがなんといっても嬉しい(笑)。
世代的に、戦闘員が登場しないライダーはどうも違和感があって。ただ、一緒に行こうとした甥っ子がすでに観に行ってしまったので、さすがにひとりでは行けず・・・。今度、甥っ子とDVDで観ようと思います。
あと、今度僕が作・演出を手掛ける舞台『ジッパー!』に、龍騎でゾルダ役を演じた小田井涼平さんに出演して頂くので、龍騎を推しておきます(笑)。
■ マジンカイザーSKL 数々の見所
−−最後に浅沼さんが主演として活躍するマジンガーシリーズの最新作『マジンカイザーSKL』についてお聞かせください。
浅沼 『マジンガーZ』から始まるマジンガーシリーズは、主題歌、キャラクター、すべて熱いです。絶叫!ってイメージもすごくあって……これは水木一郎さんの「ゼーットォ!!」の歌のイメージが強いんでしょうけど(笑)。
それもあって、マジンガーという作品には、お客さんもきっと“熱さ”を期待していると思うんです。そのプレッシャーに負けないように、と思ってたんですが、敵キャラクターが檜山修之さんという「熱い叫びと言えば」の方で、内部からもプレッシャーがありました(笑)。
とにかく絵にしろ音にしろ、とてもテンションが高い作品なので、内面的にも息切れしないようにがんばりたいと思います。
映画館で大音響、大迫力のスクリーンで観て頂きいたいのはもちろんですが、カットの早いアクションも見所ですので、DVDやブルーレイで、スロー再生なんかしたりしながら、何度も観て頂きたいですね。よろしくお願いします!
価格:6,090円(税込)
受注開始:2010年8月25日(水)16:00
商品発送予定:2010年12月下旬予定
※ご注文受付は終了しました
[ スーパーロボット超合金 ] |
[ マジンカイザーSKL 公式サイト ] |
浅沼 晋太郎(あさぬま しんたろう)
1976年1月5日 / 岩手県出身
声優のみならず、脚本家、演出家、俳優、デザイナーとしても活躍。
ハイブリッド・アミューズメント・ショウ bpmのメンバー。
http://www.bpm-web.jp/
【代表作】
『マジンカイザーSKL』海動 剣役
『ZEGAPAIN-ゼーガペイン-』ソゴル・キョウ役
『四畳半神話大系』私(ナレーション)役
『グイン・サーガ』イシュトヴァーン役
『ぼくらの』切江洋介 / キリエ、小高真一役
『ねぎぼうずのあさたろう』きゅうべえ役
©本郷あきよし・東映アニメーション
©2010 永井豪 / ダイナミック企画・マジンカイザー製作委員会
©サンライズ・プロジェクトゼーガ
©車田正美/集英社・東映アニメーション
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
©石森プロ・東映
©2008 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映