映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』最新S.H.Figuarts開発秘話～孫悟飯ビースト編～

魂ブログ映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』最新S.H.Figuarts開発秘話～孫悟飯ビースト編～

2023-02-03 10:00 更新

S.H.Figuarts 孫悟飯ビースト

映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』より、待望の商品化となる「S.H.Figuarts 孫悟飯ビースト」（魂ウェブ商店にて2023年2月3日より受注開始、7月発送予定）。
今回は、この最新アイテムを例にS.H.Figuartsドラゴンボールシリーズの商品開発の流れをご紹介！彩色試作品と呼ばれる商品を生産するための可動・彩色確認用の試作品が出来上がるまでをご紹介いたします。

※記事中の画像は彩色試作品を撮影した商品イメージです。実際の商品とは異なります。

まずはS.H.Figuartsドラゴンボールシリーズの企画立案から発売されるまでの全体の流れをご説明します。

S.H.Figuarts 孫悟飯ビースト

上の画像が企画立案から発売までにS.H.Figuartsドラゴンボールシリーズがどのような流れと期間を経て制作されているかをまとめたものになります。

※商品によって異なるため、標準的なイメージとしてご覧ください。

こちらをご確認いただければわかるように、社内で企画担当がどんな商品をいつ販売するかを企画立案してから、実際にお客様のお手元に届くまでには1年以上の時間をかけています。

商品企画立案

商品企画立案の際には、「どういった表情パーツを付属させるか」や「手首パーツ、その他必要になるパーツは何か」などを検討していきます。
皆様が本当に欲しい仕様になっているか、仕様に対し適正な価格になっているかなど、さまざまな点を検討します。

今回の「孫悟飯ビースト」を作る際にも、「劇中でもっとも印象的だった魔貫光殺砲のシーンは、エフェクト付きの方が格好良く飾れるのではないか？」だったり、「セルマックスに見せたニヤリとした表情を入れた方が、ファンの方も喜んでくれるのではないか？」と言った意見が企画早々から上がっておりました。

原型制作

立案した商品企画は版権元様、および社内会議での最終確認を経て商品化決定となり、本格的な商品原型の制作へと突入します。

今回の「孫悟飯ビースト」の原型制作では、これまでの商品とは異なるポイントとして、上半身の道着部分の軟質パーツ化に特にこだわりました。
軟質パーツにすることで、可動域を保持しつつ、映画さながらの戦闘シーンから素立ちのポーズまで格好よく再現できると考えたからです。
可動範囲については魔貫光殺砲を放つシーンの再現にこだわり、道着パーツの脇の横にしわに従い切り込みを入れることで自然な外観と広い可動範囲を実現しました。

下記の画像から、胸まわりの外観と可動の進化がお分かりいただけますでしょうか。

S.H.Figuarts 孫悟飯ビースト

彩色試作品

原型が完成すると、実際の商品での成形色や彩色での再現をイメージした、彩色試作品を作成します。

今回の「孫悟飯ビースト」でこだわった点は「アルティメット悟飯 SUPER HERO」との差別化です。造形面では劇中の道着の破れを再現しましたが、彩色面でも差別化を行いたいと考え、劇中シーンを徹底検証しました。
映画での孫悟飯（ビースト）は、アルティメット悟飯状態よりもオーラの照り返しで明るく見える画面演出の印象が強かったため、その点を再現できるよう彩色試作を作成していきました。

「アルティメット悟飯 SUPER HERO」と並べることで色味の違いなどを感じていただけるのではないでしょうか。

※商品版サンプルと彩色試作品の対比のため、表面の質感などは実際の対比と異なります。

S.H.Figuarts 孫悟飯ビースト